マロ塚古墳共同研究 成果報告会のご案内


 熊本県鹿本郡植木町に所在するとされているマロ塚古墳からは、国重要文化財に指定されているきわめて保存状態の良好な武器武具類が出土しており、現在、国立歴史民俗博物館が所蔵しています。

 しかし、その正式報告書が刊行されていないこともあって、広く公開するには至っていませんでした。

 国立歴史民俗博物館では、マロ塚古墳出土品を整理公開することを目指し、熊本大学文学部杉井准教授をはじめ地元の考古学研究者および古墳時代武器武具研究者を加えた共同研究組織を立ち上げ、2004年度から調査・研究を行っています。

 このたび開催予定の報告会は、こうした共同研究の成果を地元の方々に広く知っていただくことを目的としたものです。

 年度末のお忙しい折とは存じますが、皆様のお越しをお待ちいたしております。


日時
  2008年2月16日(土) 午後1時〜6時
場所
  熊本大学文学部A1教室
内容
  「マロ塚古墳出土品を中心とした古墳時代中期武器・武具の研究」成果報告会
      司会:木恭二(宇土市教育委員会)・杉山晋作(国立歴史民俗博物館)

       1:00〜1:40 杉井 健(熊本大学文学部)
                 「共同研究の経緯とマロ塚古墳出土品」

       1:40〜2:20 西嶋剛広(植木町教育委員会)
                 「熊本県地域における中期古墳の動向」

       2:20〜2:30  休憩

       2:30〜3:10 古谷 毅(東京国立博物館)
                 「古墳時代の金工技術」

       3:10〜3:50 橋本達也(鹿児島大学総合研究博物館)
                 「マロ塚古墳出土甲胄の意義」

       3:50〜4:30 鈴木一有(浜松市教育委員会)
                 「マロ塚古墳出土武器の意義」

       4:30〜4:45  休憩・準備

       4:45〜5:45 討論〔共同研究メンバー全員〕
                 「マロ塚古墳出土品の意義」

       5:45〜6:00 閉会